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Cendrillon palikA(サンドリヨンパリカ)感想と攻略順!美しい世界観とシナリオに注目!

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今回は乙女ゲーム最大手オトメイトが贈る、ニンテンドースイッチ初のオリジナルゲーム『Cendrillon palikA(サンドリヨンパリカ)』の詳しい感想をネタバレなし・有り両方で書いていきます!

switch初のオリジナル作品となった本作の仕上がりは?糖度は?シナリオは?など、まだ未プレイの人、またプレイして感想を聞きたい人どちらでも読めるようになっていますのでぜひぜひトキめき補給の参考にしてください!!

乙女ゲームのおすすめランキングが知りたい場合は以下の記事もどうぞ!

ちなみに上記記事で、パリカの順位は4位です!


Cendrillon palikA(サンドリヨンパリカ)の概要

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全てがガラスでできた美しい街『透京』、そんな美しい街には悲しい呪いがかかっていました。透京の住人はガラスを身に付ければ外に出ることはできず、そして午前0時に街へ戻らなければ、自身がガラスとなり死んでしまうのです。

そんな悲しい呪いのかけられた街に、ある日少女の前に『呪いを解く方法』を知る魔法使いが現れます。特別な力を持っていることを知らされた少女は、悲しき呪いに縛られた街を救うことができるのか?

呪いのせいで悲しい宿命を背負う町の人たちを救うべく、7人のガラスの靴に導かれた青年たちが、それぞれ主人公と共に呪いの解呪に挑んでいきます。

呪いを解く方法は、最初に提示されたものだけではなく、攻略キャラそれぞれのルートで、違ったものが展開されていきます。

透京の呪いを解くために研究を続けるもの、過去の記憶を失っているもの、呪いの鍵となる審判のアストロラーベを守護するもの・・・。それぞれの役割を担う彼らとの恋と、美しき街・透京の運命を変える決断に、しっかりハマれる乙女ゲームです。

 

Cendrillon palikA(サンドリヨンパリカ)ってどんなゲーム?

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Cendrillon palikA(サンドリヨンパリカ以下パリカ)は、ノベル式ゲームです。

世界にたった一人しかいないアストララビの能力をもつ主人公が、攻略キャラたちと悲しい呪いに縛られた街を救うべく、奮闘していきます。

純愛エンド(ハッピーエンド)・悲哭エンド(メリーバットエンド)・バットエンドが用意されており、物語の途中で選択肢を選び、攻略キャラの好感度を上げつつ正しい選択肢を選ぶことで、エンドが変わります。

途中の選択肢の中で、好感度が変わる選択肢と、エンド分岐となる選択肢は形式が違うため初心者でもわかりやすくプレイすることができます。

クイックセーブ・ロード、選択肢ジャンプの機能のほかに、クリア後にチャプターごとに好感度と透刻度を変化させた状態で再プレイできるようになるため、イベント回収もスムーズに行うことができます。

 

Cendrillon palikA(サンドリヨンパリカ)キャラクターのおすすめ攻略順

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パリカはシナリオは金太郎あめではなく、キャラを攻略するごとに少しずつ真実が明らかになっていくシステムなので、存分に楽しみたいのなら攻略順を守ってプレイすることをおすすめします!特にカシカやエラの順番をはやめてしまうと、大きなネタバレになるので気を作て下さい!

公式のキャラクター攻略おすすめ順は、

黒禰[クロネ]=スピネル
紫鳶[シエン]=クリノクロア
泣虎[ナトラ]=ピオニー or 憂漣[ユーレン]=ミュラー
綸燈[リンドウ] or 廻螺[エラ]=アマルリック
歌紫歌[カシカ]=ガレ

 

となっていますが、個人的には以下の順がおすすめです。

黒禰[クロネ]=スピネル←ここ絶対に最初がいいです!!

紫鳶[シエン]=クリノクロア←ここもこの方が後のキャラを楽しめます!

憂漣[ユーレン]=ミュラー

泣虎[ナトラ]=ピオニー

綸燈[リンドウ]

廻螺[エラ]=アマルリック

歌紫歌[カシカ]=ガレ←ここも絶対に最後がおすすめです!

憂漣[ユーレン]と泣虎[ナトラ]の順番が逆になっている人が多いですが、綸燈[リンドウ]との対比がよく分かるので、泣虎[ナトラ]と綸燈[リンドウ]は順番にプレイするのが、個人的にはおすすめです!

 

Cendrillon palikA(サンドリヨンパリカ)ネタバレなしの感想

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非常に美麗な世界観で、背景や効果音一つ一つまでガラスを連想せる作りになっていて、switch初のオトメイト作品という意気込みを感じる仕上がりでした。

 

シナリオも金太郎あめではなく、一人一人違う物語で少しづつ真相が明らかになるため、ラストまで飽きずにプレイできます。

また、『メリーバットエンド』(相互依存により悲劇的な結末)に力を入れている作品なので、ハッピーエンドでキャラたちが幸せになるだけでなく、狂おしいほど愛するという狂気の愛の結末を堪能できる作品でした。

 

甘さもCEROBなのに、こんなに甘くていいんですか!?というほどどのキャラも幸せなスチルがたくさんありました。

ハッピーエンドはキスまでなのに、1作でこんなにとろける甘さになっている作品はなかなかないので、乙女ゲーム初心者や普段はバットエンドが苦手という人はメリバの美しさを知り、ぜひスチルのコンプリートをしてもらいたい作品です!!

主人公のハイリちゃんも、プレーンだけどなかなか芯の強い主人公で好感が持てました!! 

 

Cendrillon palikA(サンドリヨンパリカ)のキャラ別感想(ネタバレ有り)

ここからは、愛溢れる作品の感想を綴っていきます!!switch初作品で結構やっている人は少なめかもしれませんが、ネタバレしまくりで書いていきますのでプレイ前の人は絶対に読まないでください!!

また気に入ったキャラについては、純愛エンド・悲哭エンドと分けて感想を書いています!

黒禰[クロネ]=スピネル CV:浪川大輔さん

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クロネさんのキャラ自体は好きなのですが、やっぱりシナリオを考えると、パリカの中で唯一腑に落ちない点が多い、もったいないキャラでした。

この人のエンドがなければ、もう少しパリカは完成度の高い作品になったんじゃないかな?とさえ思えてしまいます。

だって、一番重要な呪いが解けた理由が『愛の力!』って無理がないですか??確かにハイリはアストロラビだったんですが、それにしても『血』は誰のだったのか?とか、なんでガラス化の呪いは解けたのか?とか、クロネさんルートをやっただけでは絶対にわかりませんよ??(誰の血だったのかは、他のルートをやればわかります)

 

っていうか全ルートやってもクロネさんだけ、「呪いの解けた理由」が不可解すぎるんです!!(他のルートはちゃんと、しっかり練られて呪いについて色々立ち向かっているだけに、逆にクロネさんのキャラ事態要らなかったんじゃないか・・・?)とさえ考えてしまいました。

 

あと、やっぱり元カノが出てきたり、引きずったりしている作品は入り込みずらいですね・・・。(厳密にいうと挽歌さんは元カノではありませんが、、)

ここは人によると思いますが、少なくともヒロインがいるのにながーーい事昔の彼女に思いをはせる部分は、しら~・・・。としてしまいました。

クロネさんルートがなければ、もっとパリカの評価は高かったかなと思います。

 

一方哀哭エンドは、こっちの方がずっと納得できるエンドでした。 

カリガネに復讐を果たしてしまったクロネさんは、ハイリのガラス化が止められず,

そしてハイリも挽歌さんへの嫉妬心が捨てられず、二人で永遠に一緒にいる道を選ぶことになります。

自分を連れ去ってほしいとクロネにお願いしたハイリは、まさかの優しいお兄ちゃんの断末魔にも動じず、そして最後のスチルは多分お兄ちゃんの返り血を浴びたクロネさんがガラス化しかけているハイリを、お姫様抱っこで連れ去っていくという。。

これぞメリバ!!!って感じのエンドでしたね~。

でもまあ、この場合も呪いが解けたのが『なんでか全くわからない』ので、最初にプレイしてもやもやしてしまいました。

メリバ自体やスチル自体は好きでしたが、パリカの中では一番はまれないキャラでしたね。

紫鳶[シエン]=クリノクロア CV:日野聡さん

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一番ストーリーが納得できるエンドでした。

CVの日野さんって途中で結構腹黒に変わっちゃう作品が多いんですが、今回のシエンは最後まで優しく温かいキャラだったので、メインキャラですが好きなキャラになりましたね!

 

 純愛エンドでは、王族に対する忘却の呪い、特別なアストラなど、作品の中で重要な真相がわかるため非常に納得できました。ご都合主義の展開がなく、ラストの終わり方もキレイだったなぁ~。(でも最初の方にシエンさんをプレイしておかないと、忘却の呪いについてはわからないから、攻略順を守らないと結構こんがらがる人が出るかもしれない・・・)

呪いが解けた後もシエンルートが一番丁寧に、後日談をやってくれてました。27歳正常な男子を、何回も誘惑しちゃうハイリちゃんもなかなか罪深いw

 添い寝スチルも、幸福感が満載で幸せな気持ちになれました~。セロBなのでこれ以上無理なのはわかっていますが、

「シエンいけーー!!ハイリちゃんを襲ってしまえーー!!」と心の中で応援せずにはいられませんでした!!まあ、これだけ責められてもハイリちゃんのために、紳士でいるシエンは、、、あれだ、、菩薩かな?(ユーレンだったら我慢できずに押し倒してそうw)

 

ただ純愛エンドがめちゃ幸せいっぱいだっただけに、悲哭エンドが一番つらいキャラでしたね~。壊れてしまったシエンと、少しずつ狂っていくハイリちゃんに胸が締め付けられました。

他のエンドだとハイリを独占しようとしたり、ハイリだけの世界を楽しんだりしていますが、完全に心が砕け散ってしまったシエンさんは、最後までハイリにも優しく、パリカのメリバの中で一番悲しく美しいエンドになっていました。

首を絞めるハイリに、それを優しく許しキスをするシエンさん・・・。

完全に心が壊れてしまっても、ハイリに優しくしていてあげたり、時が止まってしまった原因をハイリに求めず自分だけを追い込むところが、どこまでも優しいシエンさんらしかったです。

メリバってあまり好きじゃないんですが、狂気の世界と空虚の世界が混ざった久しぶりにいいバットエンドでした。 

泣虎[ナトラ]=ピオニー CV:鳥海浩輔さん

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最初から『体はでっかいけど優しい犬みたい』という感想を抱いていましたが、ちゃんと色々考えている、本当にいい子でした~。

いきなりハイリちゃんの希望を叶えるために『婚約者になる!』と言い出した時は、少し心配でしたが、ナトラはちょっと病み気味の人が多いパリカの中で、ケーキのテイクアウトして一緒に食べるのスチルとか、色々癒しキャラでしたね~!!

ですが、で、す、が!!!純愛エンドに納得できなかったのは、ナトラだけでした。。だって、あれだけ苦しい思いをしたリンドウさんを犠牲にして成り立つ、ハッピーエンドって何!?

確かに研究は進んで、いずれリンドウさんは外に出られるかもしれないけど、それでもこれで解決するのは変でしょ!?となってしまいました。だって審判のアストロラーベ関係ないし。。そもそも門番の鍵ぐらいで解消できる呪いなの??みたいな・・・。

 

逆に悲哭エンドは、『ハイリちゃんに呼び止められることを前提』として話していて、呼び止められないことに怒りを露にして、ハイリを永遠に自分の物にして、なおかつ呪いも解くという選択はとても人間らしく感じました。

外の世界と遮断され、永遠にナトラと時間のはざまのような空間に取り残されたハイリが、ちょっとずつ壊れていくのもメリバっぽかったです。(好きかどうかは置いといて・・・)

最初からかわいいなぁ~と思っていたキャラだったので、呪いがこういう形で解けてしまうこと(呪いを解くのはやはり審判のアストロラーベか、またはハルモニアに関係する事でなければあまり納得できませんでした)や、リンドウさんの犠牲を考えてキャラ的にはクロネさんの次に微妙でした。

途中まではすごく好きだったから本当に残念、、、。FDが出るなら、絶対にリンドウさんがちゃんと外の世界に出られて、ハイリとナトラの結婚式に参加しているとかになれば、また大きく評価が変わると思います!

ナトラは、FDでの挽回を大いに期待しています!!オトメイトさん!FDお願いします!!

憂漣[ユーレン]=ミュラー CV:内田雄馬さん

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めっちゃ好き!大好き!超好みでした!!

自分の気持ちが分からずに、シエンたちに嫉妬したり、恋人はいらないって言いながら、名称をつけなくちゃいけないなら恋人でもなんでも構わないとか、、、

トキめき殺す気ですか!!?

シエンとハイリが結婚すると報告する夢を見た時は、絞殺、撲殺、銃殺、、、、と殺害方法が次々画面に表示されるのは、ちょっとしたホラーでしたね。。(そして呪殺にたどり着くところがユーレンらしい)

『愛は呪いをかける動機になる』

と分かるところも、呪いをかけた原因としてのヒントとして有効でしたね~。全体的に甘々スチルの多いユーレンさんは、パリカで一番好きなキャラでした!!フルコンプした後、ユーレンさんだけもう一回おかわりプレイして、心境の変化を楽しんでいましたw

純愛エンドは、極甘スチルはヤバイ!ラストのスチルは何ですか!?とろけるような笑顔で寄り添う二人とか、、もう、テンションが上がりまくりますね!

 

ユーレンルートは一番好きなルートではあったんですが、エンド分岐はあまり好きではないですね~。悲哭ルートでも書きましたが、ユーレンならこんな直前にやり方をハイリに指摘されるんじゃなく、自分でそこにたどり着いてほしかったというのが本音です。

 

あとユーレンの悲哭エンドは、純粋に嫌いです。

確かにハイリが好きになりすぎて、この道を選んだってことはわかりますが、そうすると純愛エンドの直前までこっちになるかもしれなかったってことで、、、あんなに『透京』の呪いに関して、真摯に何年も変人と後ろ指刺されながら、研究していたのに、、、

ハイリを自分だけのものにしたいという欲望が抑えられず、「ハイリ以外のすべての人に認識されなくなる」という咎を背負い、ハイリを自分のものにする。そしてシエンまでも手にかけてしまう。

ユーレンの背負う『堕涙』にふさわしいエンドではありましたが、メリバの中でも『ユーレンが壊れてしまった理由が特にない』ため、やっぱりしっくりは来ないエンドでした。

もっともっと、ハイリにのめり込む描写が有ったら、もう少し理解できたんですが、ちょっと深堀が足りない印象でした 

綸燈[リンドウ] CV:興津和幸さん

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物腰柔らか~。穏やか~。そうに見えて、絶対やばい奴や!!と思いつつ、やっていたので、リンドウさんの真相を知った時、やっぱりなあ~という思いでいっぱいになりました。

でも、まあ、ガラスの遺体コレクションは、ガラスだし、殺しているわけじゃないし、集めてるだけだし、私としては全然セーフの域でした。(まあ、シエンさんのことはありますが、それはリンドウルートではないので置いておいて・・)

あとはもうちょっと、リンドウさんの子供のころの描写があると、もっと壮絶な過去とか、どれだけ辛くてそうなったとかが感情移入できるので、もったいなかったなあ~。好きなキャラだったけど、もっと色々掘り下げてくれたら、もっともっとリンドウさんの魅力が出てきたんだろうなと感じています。

 

純愛エンドはクールとか知的とかの言葉が似あうリンドウさんが、だんだんかわいくなり頬を染めている様子は可愛かったですね~。でも純愛エンドも悲哭エンドも最初見た時はユーレンと同じくらい惹かれていたキャラでしたが、身構えすぎたせいか拍子抜けでそんなにハマれませんでした。

 

ただ悲哭エンドは一番納得せざるを得ないと感じるキャラでした。

だってリンドウさんにとって、何より怖いのは『こんな自分を認めてくれたハイリの死』なのに、ハイリが自らの意思で死に急ぐことをしたらやっぱり怖くなって当然です。

だからこそ、悲哭エンドのハイリちゃんの浅はかさに、ちょっとだけ腹が立ってしまいました。ハイリちゃん~リンドウさんを救いたいなら、絶対に死んじゃだめだ!君が死んじゃダメなんだーー!!と言ってしまいましたよ・・・。

蝶の標本のように赤い糸に絡まるハイリちゃんはすごい綺麗だったww

 廻螺[エラ]=アマルリック CV:花江夏樹さん

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優しい人に見えて、ハイリちゃんを一番必要としていた人でした。

たった一人でアストラを現状維持するため、命を削り続けたいたエラに現れた運命を変えるかもしれないガラスを靴を履いたシンデレラであるハイリが、一番輝いていました。

純愛エンドは良かったね、エラ頑張ったね、と言わずにはいられません。

父さんの手は冷たすぎて、母さんの手は熱すぎる

という独白とか

僕にはシンデレラしかいない

とか、すがるよな独白に胸が締め付けられました。最後のスチルで、Мからエラになり口紅を拭うシーンもかっこよかった!!墜ちているところをハイリに救われたんじゃなくて、さなぎから蝶へ変わる変化をエラから感じることができました!!

 

悲哭エンドでは、ハイリがエラにちゃんと自分のアストラの事、カシカのことを喋らなかったから訪れてしまった、世界の終焉で優しい優しい言葉で、ハイリを追いつめる様は『狂気』の一言でした。

なんか瑠衣さんはどうなったかわかんない(多分殺されちゃったんだろうな、、、)とか、暴動とかパリカの中でも一番つらい・・・。笑顔でハイリちゃんを追いつめるエラ君は恐怖しかないですね。

ただ失明して、せっかく命を張って一族で守っていた審判のアストロラーベがこうなったら、絶望してこうなってしまうのもしょうがないのかも。とエラ君の悲哭エンドはすんなり受け入れられました。

真っ赤な涙を流しながら、ハイリを見るエラ君のスチルはおそらく『パリカ一の恐怖』が味わえるはずです。。 

歌紫歌[カシカ]=ガレ CV:杉山紀彰さん

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うーーん。人によっておそらく地雷な人も多いんじゃないかと思うキャラでした。

 カシカの呪いをかけた動機について、納得できるかどうかがこのルートの一番の肝になるわけですが、私は『え、、、!?こんだけ!?こんだけの理由で透京全体に呪いをかけたの!』と言わざる得ませんでした。

 

確かに瑠璃さんがかかったガラスの病については、改善の余地はあったかもしれないけど、王様が瑠璃さんの存在を疎ましく思っていたのかもしれないけど、それでも『巻き込まれたその他大勢』の人の気持ちはどうなっちゃうんだろう・・・。とか、

クロネさんの時にカシカ自身の血を渡してたってことだって、なんでこんな回りくどい事をしたんだろうとか、色々つじつまが合わなかったり、理解できずにいました。

 

ハイリちゃんを好きになる過程についても、200年瑠璃さんを思って復讐に生きていたはずが『ちょろいなあ~』という感想です。

確かに前向き!努力!で可愛いハイリちゃんですが、アストロラビという瑠璃さんの一族であること以外は普通の可愛い女の子でそんな女の子と数か月一緒にいただけで、ほだされるくらいなら最初から呪いなんて迷惑なもんかけるな!!っと、、、、

 

カシカ自体は飄々としていて好きなんですけど(カンちゃんも可愛い!!)動機の部分が弱すぎですね~。あとは多分『元カノ』に当たる瑠璃さんの部分が結構あるのも、乙女ゲームとしてちょっとな、、と言わざるをえません。

元カノ系は1作品1ルートなら許容範囲内ですが元カノを(彼女でないけど)引きずっているクロネさんルートがあるので、もうお腹いっぱいでした。 

 

Cendrillon palikA(サンドリヨンパリカ)の全体的な感想と総合評価

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総合得点 :★★★★☆(80点) 

シナリオ :★★★☆☆(65点)

糖度   :★★★★★(90点)

イラスト :★★★★★(95点)

キャラ  :★★★★☆(80点)

音楽   :★★★★★(90点)

システム ★★★★★(90点)

一押しポイント :世界観が美しい乙女ゲーム初心者におすすめの甘い1作

ニンテンドースイッチ初のオトメイトオリジナル作品として、超応援したいと思う反面全てのキャラが納得できる終わり方ではなかったのが惜しい作品でした。

ただこれからFDが出たり、リメイクされたらもっともっと良くなるという予感があるので(ていうか、多分FDありきで作品を作っているんじゃないかな?と感じるところが多々あった)今はそれを期待してます!!

 

switch初のオトメイト作品ですが、選択肢スキップや好感度や透刻度を選んだ状態で、再プレイできるのはシステム的にものすごくプレイしやすいゲームでした。

でもな~、せっかくこんなに綺麗な設定にしたんだから、正直なところを言うと大正×対称アリスみたいに、最後までしっかりシナリオを練ってほしかったなと感じました。ご都合主義&超展開のキャラの時は、せっかく綺麗なスチルや音楽&声優さんでも『シラーーー』っとなってしまいますね。。。

 

全体としては糖度も高く(『キス』までなのに、こんなに甘い作品ななかなかないと思う!! )システムもやりやすいし、攻略キャラも多いので初心者乙女ゲーマーには超おすすめの作品です!FDが出たら、きっともっと評価は高くなると思いますので、みんなでパリカをもっと応援してFDを出しましょう!!!

FDではユーレンのでれっでれの姿と、リンドウさん嫉妬系のお話を期待している月城でした!!

 

ここまでお付き合いいただきありがとうございました!

 

月城

 

 

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アラサー主婦が専業主婦を卒業するため奮闘します。漫画・ドラマ・ヘルスヘアたまに昔話などを綴っていきます。
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