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漫画「薬屋のひとりごと」はどっちを買えばいいの?違いや面白さを解説!

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「次にくるマンガ大賞2019年」の堂々1位に選ばれ、シリーズ累計750万部を売り上げている「薬屋のひとりごと」ですが、いざ漫画を読もう!と意気込んだはいいものの、どちらを買ったり読んだりしたらいいのか困った・・・。という方に向けて何が違うの?どっちの方が面白いの?をズバリ紹介していきます!

詳しいことはいいから答えだけ知りたい!という人は、原作・ビックガンガン・サンデーGXの全てを読み一番面白く誰にでもおすすめできる!!と確信できたのはビックガンガン版でした!

また漫画版を読んだ方で小説が気になるけど、面白いの?という方は小説の感想の項目も合わせて読んでみてください。

漫画「薬屋のひとりごと」とは?

漫画「薬屋のひとりごと」は、作・日向夏がヒーロー文庫より発売しているライトノベルを原作とした中華ファンタジー漫画です。

そばかす顔の薬師の少女が、人さらいに遭い後宮に連れてこられたことにより、魑魅魍魎が跋扈する女の園・後宮の中で、薬師としての知識や閃きを使って毒殺事件などのなぞ解きをしていきます。

主人公が毒や薬のことになると、人が変わるほど夢中になったり、人を狂わすほどの美しさを持つ宦官である壬氏が、なぜかそばかす顔の主人公・猫猫に惹かれてしまっていくなど、謎解きだけでなく2人の関係にむずきゅんしてしまう作品です。

「薬屋のひとりごと」どっちが面白い?どっちを買えばいいの?

漫画版「薬屋のひとりごと」は、原作が同じ作品のため内容はほぼ同じ内容で物語が進んでいきます。

しかし同じ漫画といっても、構成や作画で印象は違ったものとなっており「薬屋のひとりごと」の魅力の一つである「胸キュン」を重視や、分かりやすさを求めるなら作品全体の可愛らしさやデフォルメ、丁寧な作風が光る作画・ねこクラゲさん、構成・七瀬一綺さんのビックガンガン版を。

男性読者で胸キュン度よりも、じっくり中華宮廷ミステリーの方を楽しみたい場合は、キラキラ感を抑えつつ、細かい部分まで書き込んであり原作にイメージが近い作画・倉田三ノ路さんのサンデーGX板をおすすめします。

またこの記事を読んでもどちらか決めかねているなら、以下の無料漫画アプリで試読みしてみるとイメージがつきやすいかもしれません。

表紙を見比べるだけでも、主人公・猫猫の可愛さやイメージに差があるね!

薬師のひとりごと(ビックガンガン版)

マンガUP!

マンガUP!

SQUARE ENIX無料posted withアプリーチ

「薬師のひとりごと(ビックガンガン版)」はスクエアエニックスが運営するマンガUPで1話~26話まで待てば無料で読むことが可能です。

ぶっちゃけこっちの方がそばかす顔だけど猫猫がずっと可愛い!

薬屋のひとりごと(サンデーGX板)

サンデーうぇぶり

サンデーうぇぶり

SHOGAKUKAN INC.無料posted withアプリーチ

薬屋のひとりごと(サンデーGX板)はサンデーうぇぶりで、1話~32話まで待てば無料で読むことができます。

猫猫が薬屋だとばれてしまう名シーン、「ソバカス女は居残り」と書かれている紙は漢文で書かれていたり、壬氏のキラキラ感を「ナメクジ」を見るような目で見てしまう猫猫の嫌そうな顔がしっかりと表現されています。

読み比べてみると、主人公の猫猫や、任氏の人物設定はサンデーGX板の方が近いな!と感じるよ!

漫画「薬屋のひとりごと」の詳しい違いを解説!

ここからはちょっと詳しくどんな部分が違っているかを解説していきます!じっくりどっちを読むか決めたい!またはもう片方を読んでるけど、どこが違うか知っておきたい!という人のための部分なので

①時間経過…サンデーGX版が早い!

原作1冊の「後宮編」をビックガンガン版では4冊で、サンデーGX版では3冊書いているため、時間経過はサンデーGX版の方が早く過ぎていきます。

早く過ぎるのがいいのか?ゆっくりの方がいいのか?は人によって異なりますが、今後も差は開いていくためビックガンガン版が一番展開が遅くなりそうです。

②わかりやすさ…ビックガンガン版の勝ち!

https://twitter.com/herobunko/status/1278157944698228736

ビックガンガン版さんのほうが1つの話をじっくり行う分、非常にわかりやすく描かれています。(Twitterのリンクを張っているのは、以下に紹介する李白の真剣な相談ですが、この部分も妓楼や妓女などの補足説明がありビックガンガン版の方がわかりやすくなっています)

例えば、猫猫が実家に帰るためにお義理のかんざしをもらった、李白と交換条件に「人気妓女3人の紹介書」をネタに取引をするシーンでは。

原作に近いサンデーGX版は、猫猫の言葉を信じない李白に対して、胸元からスッと別のかんざしを出し「他を当たります。」とサッと去っていこうとします。

これがビックガンガン板だと、同じくスター妓女たちへの紹介状を訝しんだ李白に対して「非常に残念ですが、他を当たりますので・・・」と別のかんざしを出した後、サンデーGX版や原作にはない以下の独白が続きます。

「この女他にも当てがあるのか⁉」

「しかも紅水晶と銀製の簪だと⁉明らかに俺より高官」

「俺が知らないだけで、この嬢ちゃん 実はかなりのすごい侍女なのか?だとすればこの話もあながち・・・」

と、なぜ李白が猫猫を信じたのか?なぜ他の簪を出すことが有効だったのか?がスッとわかりやすく描かれています。

この部分がすごく読む側としては重要だと思ってる!!!

③ちょっとした追加要素…ビックガンガン版のみ

ビックガンガン版では表紙の裏に、ちょっとした漫画が描かれており、あのシーンのちょっとした裏側などを読めるので、隅々まで堪能したい人には嬉しいサプライズになっています。

この部分は原作には全く描かれていないので、ビックガンガン版を読んでいる人のみ楽しめる部分です。

特に3巻の「160Pの続き」の四コマは爆笑させてもらいましたw

「薬屋のひとりごと」原作は面白いの?

漫画2種と、原作全て読んで見ると、正直な所漫画の方がわかりやすく描かれているな・・・。という印象を持ちました。

後宮という都の花たちが住まう世界を描いているため、全体的に登場人物の関係が非常に複雑になっている本作。

例えば、皇帝の妃の中でも最も位の高い、四夫人の中で一番年若い里樹妃は、元皇帝の妃でしたが一度出家して再度現皇帝に嫁いでいたり、同じく四夫人の一人である阿多は現皇帝の皇太子の時は東宮妃でしたが、現皇帝になる際に皇后になるのではなく、現在は四夫人になっていたり・・・(書いているだけで、ちょっとわかりにくいのがわかると思います。)

小説で文字だけを追っていると、ライトノベルあるあるの一つ情景描写が薄く、情報が少ないため誤解してしまったり読み取れない部分があるのですが、漫画はその部分を絶妙のカバーしてくれています。

2020年7月現在第9巻まで発売されているため、どうしても続きが気になる!!という人は原作を読んでみてもいいかもしれません。

ただ、漫画から読み始めた人は、猫猫と壬氏のやり取りなどがあっさりしすぎて肩透かしを食らってしまうかもしれません。

漫画「薬屋のひとりごと」読むならどっち?まとめ

2種類の漫画、そして原作を読み比べてみると、原作では表現しきれていない細かな人物描写や感情の表現ができているビックガンガン版が一番のおすすめです。

ただ、どちらを読んでもそれぞれの良さがあるため、せっかくなら気に入った1シリーズは保存版として手元に置き、残ったものは漫画喫茶でもアプリでもいいので「互いに読み比べてする」とも、他の漫画ではできない一味違った楽しみ方になりますよ!

ここまでお付き合いいただきありがとうございました!

ABOUT ME
月城
月城
アラサー主婦が専業主婦を卒業するため奮闘します。漫画・ドラマ・ヘルスヘアたまに昔話などを綴っていきます。
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