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ドラマ『Nのために』あらすじ・ネタバレと感想!悲しき事件の結末とは?

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高層マンション「スカイローズガーデン」で起きた、夫婦の変死事件。

居合わせた4人の男女たちが供述した証言をもとに、裁きが下ったはずだった。しかし、とある刑事の執念により、10年後再び事件が動き出す。

夫妻を殺害したのは誰なのか?『N』とは誰のことを指すのか?史上最も美しく、最も謎深いサスペンスドラマの傑作の感想を綴っていきます。

本作はドラマオタクの筆者の中でおすすめドラマ歴代4位の超名作です!サスペンスドラマとしても、純愛ドラマとしても後世に残る作品でした!

目次

「Nのために」あらすじ

高層マンションに住むセレブ夫妻、野口貴弘(徳井義実)・奈央子夫妻(小西真奈美)が殺害された。

その現場に居合わせたのは“ある計画”を立てた大学生の希美(榮倉奈々)、成瀬(窪田正孝)、安藤(賀来賢人)、西崎(小出恵介)。その場で西崎が逮捕され、自供から有罪が確定し、懲役10年が言い渡された。
それから10年後、この事件の判決に疑いを抱く元警察官・高野(三浦友和)は、事件の真相を追い始める。この事件は15年前の夏、瀬戸内海に浮かぶ島で、希美と成瀬が起こした“ある事件”からすべてが始まっていると高野は確信していた。
「彼らはあの時、罪を犯した。それぞれのNのために」

引用:TBS『Nのために』公式サイトより抜粋

10年前、すでに判決が決まったはずのセレブ夫婦殺人事件。

刑事高野は、この事件の真相はもっと別のものだという強い確信をもち、当時の事件関係者である希美や成瀬の元を訪れていきます。

10年前彼らが計画したことは何だったのか?そして事件の真相はなぜ闇に葬られてしまったのか?N達の交錯する想いと真実の結末とは? 

 

「Nのために」見どころ

①『N』とは誰のことなのか?

イニシャルがN

杉下希美、安藤希、西崎真人、成瀬慎司、野口奈央子・・。それぞれ名前のイニシャルにNがつく登場人物たち。10年前に起きたセレブ殺人事件の真相とは?Nとは誰のことを指すのか?

愛情とそれぞれの想いにより、複雑に絡み合った真相は『ありきたりな真相』とは一線を画す仕上がりです。

最終回を見るまで私は全く真相がわかりませんでした・・・!

②映像が美しすぎる

湊かなえさんの原作だけでは出せない、映像の美しさが素晴らしい!

希美の故郷で青景島のシーン、成瀬と希美が『罪の共有』をしたさざなみ壮の事件シーン。ワンシーンワンシーンが何度も見返したくなったり、保存しておきたくなるほど切なく美しく描かれています。

最終回の成瀬と安藤のシーンは、美しすぎて泣けました・・・

 

「Nのために」ネタバレなしの感想

セレブ夫婦殺人事件の10年後から物語が始まり、それぞれの回想によって少しずつ事件の真相が明らかになっていきます。

10年前それぞれの『Nのために』、彼らが犯した罪や隠していたことがわかり、ラストの全ての伏線を回収していく様子が圧巻の一言でした。

複雑に絡み合った糸をほどくように、時間をほんの少しずつ巻き戻すように、真相がわかる描写は、当時リアルタイムで視聴していた私は、最後まで全く事件の真相がわからず、毎週毎週『Nのために』の放送を心待ちにしていました。

原作小説ではどうしても出せない、映像での対比や美しさ、そしてそれぞれの人切ない真実と感情が、一生忘れられないドラマとなっています。

 

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『Nのために』のネタバレ

10年後の事件の真相は、野口奈央子が嫉妬に狂って西崎を襲おうとしている野口貴弘をとっさに殺害。そして自らも命を絶つ。というシンプルなものでした。

また希美たちが計画していたことは、野口のDV被害に遭っていた奈央子を救い出す計画を西崎・希美・成瀬・でしていたのですが、結果的に奈央子は救い出してもらうことを拒否しこの悲劇の引き金となりました。

事件当日、希美への恋心を抱いていた安藤は、「成瀬よりも困ったことが起こったら自分を頼って欲しい」という嫉妬心から、野口家の外側のチェーンをかけてしまいました。

そしてこの外側のチェーンこそが、奈央子の不倫相手である西崎が外へ逃げることを阻止させ、奈央子に夫を殺害させるきっかけになってしまったのです。

この事件の真相をそれぞれの「Nのために」、事実を歪めてしまったのが全ての始まりだったのです。

「Nのために」のNとは?

「Nために」はタイトルの通り、それぞれ名前のイニシャルに「N」を含む人々のために、10年前の真実を隠していました。

杉下希美(榮倉奈々)は安藤望(賀来賢人)のために

野口夫妻の家の外側の鍵を閉めてしまった安藤。

事件の一つの発端であるこの『チェーンをかけた』という行為が事件に繋がってしまった、という事実を安藤に知らせないため、希美は安藤に真実を知らせることはありませんでした。

西崎真人(小出恵介)は野口奈央子(小西真奈美)のため

西崎は夫を殺害してしまい、自らも自殺を図った奈央子の罪をかぶるため、嘘の野口貴弘殺害を自供しました。

西崎本人は過去の事件のトラウマから「裁かれたい」と強く感じていたため、奈央子への愛とと自分への贖罪の気持ちから罪を被ることを決心したのです。

成瀬慎司(窪田正孝)は杉下希美(榮倉奈々)のため

希美に助けを求められ事件直後に夫婦殺害現場を訪れることになった成瀬。事件の真相を何も知らない成瀬だが、現状のただならない雰囲気と希美のため、何も聞かずそして何もしゃべらず、事件の真相を闇に葬る手助けをします。

 

「Nのために」湊かなえの原作との違い

Nのためにのドラマ、原作との大きな相違点は以下の3つです。原作と大きな相違点があるわかではなく、ドラマはより視聴者にわかりやすく事件をかみ砕くために工夫をしていました。

原作を読んでドラマを見ても、ドラマ見て原作を読んでもどっちでも満足できるよ!

①恋愛描写が増えている

 希美と安藤。希美と成瀬だけでなく、西崎と奈央子など、原作よりも細かく心情描写や恋愛描写が描かれています。

②10年後の事件を追っている高野夫妻

ドラマの中で登場する10年後の時計の針を進めるきっかけになる、高野夫妻は原作の中では登場しません。

原作では過去と現在を交互に描くことで、事件の真相に少しずつ迫っていくいきます。高野夫妻が登場することで、現在・過去だけでなく「警察官」という視点が新しく入り、視聴者が事件の概要や過去を掴みやすくしてくれていました。

③希美の病気

原作でも死期が近いことを表現されていますが、具体的な病名は明かされていません。ドラマでは「胃がん」というはっきした表現があったため、「希美ちゃんは、自分がNために口を閉ざしたことを気に病んでこうなってしまったのではないか?」という考え方もできました。

「Nのために」ネタバレありの感想とまとめ

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それぞれ歪ではあるけれど、切ない愛の形が美しかった作品です。

西崎は奈央子のために罪を被り。希美は安藤のために真実を閉ざし。成瀬は希美のために何も聞かずそしてしゃべららない。

自分のために罪を秘匿するのではなく、「大切な人」のために事実を葬るのがまさに『Nのために』でした。

最終話、事件の発端となってしまった安藤が、事件の真相を知ろうと最後に成瀬のところを訪れますが、成瀬は何も喋りません。そして、希美のことを話す2人の対比が、太陽と月のようで象徴的でした。

希美は余命いくばくもない病に侵され、決してハッピーエンドとは言えない結末ですが、それでも最後には母と和解でき号泣するシーンでは、一緒に涙が止まらなくなりました。

ラブストーリーというには苦すぎて、サスペンスというには美しすぎる、そんな唯一無二の傑作です。

 

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